【地震】東北地方太平洋沖地震7-3
2011年3月20日
「遠距離避難」の滋賀県を考える
滋賀県を候補としましたが、滋賀県でも湖北・湖東・東近江の地域です。
その地域にはJR東海の新幹線米原駅があるからです。
米原~那須塩原(東北新幹線の駅)
約3時間40分
米原駅からは…
北陸線で湖北地域に…
東海道線で彦根や近江八幡へ…
近江鉄道で八日市(東近江市)へ
アクセスが豊富にあることから米原駅の近郊を候補とさせていただきました。
朝に出れば昼前に福島県に到着、夕方に出れば夜には帰宅できる距離です。
他の候補も考えましたが、新幹線の駅が市街地の中心地にあることから駅の近隣に
避難所となる体育館や仮設住宅建設地となる広場がなく、通常の交通機関での移動が
困難な場所までいくことになります。
最大のポイントが関西電力エリアだという事です。
何それ?と思われますが電力会社を挟んだ避難が「遠距離避難」といえます。
東京電力や東北電力エリア内での避難の場合には計画停電が実施された場合に避難所や仮設住宅
は停電実施外となるでしょう。
しかし、近隣住宅地では計画停電として一日3時間の停電が行われます。
昨年同様に猛暑の夏になった場合、エアコンを利かせた仮設住宅と停電となった近隣住民との
間にかい離がうまれます。
近隣住民に気兼ねして仮設住宅の被災者が電気を切ってエアコンを止めると仮設住宅の室内温度は
過酷なモノになり熱中症の原因となります。
近隣住民も同様に3時間の計画停電時に熱中症で倒れる方が出るかもしれません。
文責:
災害OUT・SIDE
正村圭史郎
E-mail saigaioutside@yahoo.co.jp