2011年03月19日
【地震】東北地方太平洋沖地震7-2
2011年3月19日
遠距離避難を提案!
関西広域連合は被災三県からの被災者を受け入れると決めて行動に移しています。
滋賀県の担当者も福島県に入り被災者への呼びかけを行っています。その一家族が
先日滋賀県の公営住宅に避難を行ったそうです。
7-1で書きましたが、被災地には二つあって「自然災害」と「原発事故災害」です。
原発事故災害は避難指示解除の問題があり、復旧や復興の予定がたちません。
自然災害の被災地では、近日の間には燃料や物資が大量に被災地内を潤します。
燃料や物資が潤い出せば復旧や復興の速度が増すでしょう。
最近…
近隣の隣接地域で起き始めている被災者受け入れの疎開型避難所は北海道有珠山での伊達市や
豊浦町でありました。
住民と共に町役場機能も避難します。
直ぐに帰れるという事で隣接地域に避難されているのかな?と思います。
災害OUT・SIDE正村はこれまでの一連の動きや原発問題やその後の時系列を考えて
「遠距離避難」を考えてみました。
何故?遠距離?と思われるかも知れませんが…
近隣や隣接地域は東京電力や東北電力のエリア内にある地域です。
現在東京電力エリアでは「計画停電」が実施されていて、一日に3時間の停電が毎日続いています。
避難されている避難所が停電になることは皆無だと思われます。雲仙普賢岳の島原でも
避難所近隣に発電車を置いて不測の事態に備えていました。
しかし、近隣に住む住宅では計画停電が実施されると思います。
今後、昨年の様な猛暑の夏になればエアコン利用者が急激に増え計画停電も
連続するのではないか?と思われます。
被災地では停電しなくとも近隣の隣接地域は被災地ではないことから停電が実施されるでしょう。
そうなると、近隣住民と避難所との間に意識の違いが増してきます。
何故そんなことを考えるか?と言われるでしょう…
阪神淡路大震災で大きな火災に見舞われた長田区にあった私立高校が近隣住民の避難所と
なりました。高校の施設(教室や体育館)に避難者が入ったことで学校は休校同然です。
神戸市内から通っている学生の保護者からは、「こんな時だから仕方がない」ということ
でしたが、神戸市外から通っている学生の保護者からは「早く学校を再開してくれ」と
なり、被災者を市立の施設に移転させました。
同じ兵庫県内でも意識の違いがあることを考えると、今回の計画停電での意識の違いを
危惧してしまいます。
そこで考えたのが「遠距離避難」です。
遠距離とは東京電力や東北電力エリア外の遠距離です。
災害OUT・SIDEの正村は滋賀県ですが、遠距離避難の候補として滋賀県を考えて
みたいと思います。
文責:
災害OUT・SIDE
正村圭史郎
E-mail saigaioutside@yahoo.co.jp
Posted by すきまかぜ編集部 at
23:01
│Comments(0)
2011年03月19日
【地震】東北地方太平洋沖地震7‐1
2011年3月19日
関西広域連合で滋賀県は福島県への応援を京都府と共に行うそうです。
関西広域連合の役割として兵庫県と鳥取県が宮城県からの被災者を最大2000人受け入れ
を決めたというニュースを見ました。大阪市も独自で避難者の受け入れを決めたそうです。
滋賀県では福島県への支援として福島県に滋賀県の担当者を派遣して対応に応じている
そうです。
以下のメッセージを京都府と滋賀県が連名で被災地に発信していますが、残念な事に
滋賀県庁のホームページで出されていて県外に拡がるか?疑問です。しかし現地に入って
いる滋賀県の応援職員は滋賀県の思いを胸に被災地支援を行っています。
以下がメッセージ↓
福島県の皆さんへ
http://www.pref.shiga.jp/bousai/kinkyu_110316_2.html
滋賀県が担当しているのは福島県です。福島といえば現在の福島第一原発の事故現場です。
滋賀県として福島県からの被災者受け入れには、原発でダブル被害を受けた地域の被災者を
受け入れては如何でしょうか?
東北地方太平洋沖地震は大きく二つの災害に別ける事ができます。
「自然災害」と「原発事故災害」
「自然災害」は地震と津波による家屋倒壊と流出による災害
「原発事故災害」は地震と津波によって引き起こされた事故による災害です。
原発事故災害は現在急ピッチで冷却放水が行われています。燃料棒保管プールに水が入り
電気が通じて新たな放射能の放出が終われば終結となるかが問題です。
原発に詳しい友人は…
燃料棒の冷却は約一年以上の冷却作業を必要とします。建屋(建物)について、今回の海水を入れた
炉は廃炉という事から冷却した燃料棒を撤去してから建屋の解体作業となります。
それと同時進行で施設内や近隣地域内に飛散した放射能を除去、この除去作業がどう行われるかは
解らないが、もし土壌の入れ替えなら相当数の時間が必要です。
その作業が終了してから避難指示解除となるのではないでしょうか?
この一連の作業に時間(期間)を充ててみると
燃料棒の冷却に約1年
燃料棒撤去に数か月?
建屋解体撤去に数年(核廃棄物なので格納場所の選定や土地収用など)
放射能汚染の土壌入れ替えに数十年?
あるカドミウム汚染の地域では土壌入れ替えに相当年かかったそうです。
飛散の規模が人体に影響がないレベルならば土壌入れ替え後の避難指示解除も早くなるかも
知れません、土壌入れ替えを避難指示解除と同時に行うかも知れません。
避難指示といえば、多くの火山災害で実行されるモノです。
長期に渡る避難指示といえば「三宅島噴火災害」があります。三宅島は火山性ガスが噴出し
続けたことにより4年半に及ぶ島外避難として関東一円に避難しました。
今回の原発事故災害は時間的に三宅島に匹敵する年数を要するかもしれません。
文責:
災害OUT・SIDE
正村圭史郎
E-mail saigaioutside@yahoo.co.jp
Posted by すきまかぜ編集部 at
22:02
│Comments(0)